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Concert Performance Series “Seven Deadly Sins” Vol.6 SLOTH

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【Concert Performance Series “Seven Deadly Sins「七つの大罪」” Vol.6 SLOTH/怠惰編

SLOTH/LAZINESS/BUREAUCRACY/BOREDOM

Eriko Makimura is too lazy to serve rice in a bowl so that she directly eats it from a rice cooker… Eriko Makimura & Co. has already started preparing for concert performance series “Seven Deadly Sins” Vol.6 SLOTH!

上の写真は、良家に嫁いだ (少々トウのたった) 新妻風のエリコが、ご飯をお茶碗によそうのも面倒で炊飯器から直接食べるという、怠惰極まりない1枚。 怠惰編でも大暴れします。

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コンサートパフォーマンスシリーズ「七つの大罪」Vol.6 怠惰編は、2017年7月12日(水) 19:00より、兵庫県立芸術文化センター、神戸女学院小ホールにて開催されます。

Vol.1 「憤怒編」Vol.2 「欲望編 」Vol.3「嫉妬編」Vol.4「高慢編」Vol.5 「強欲編」を経て、罪もまた1つ重ねて、シリーズ第6回目となる「怠惰編」を迎える運びとなりました。

怠惰を象徴する生き物は「熊」。地位・富・名誉の全てを兼ね備えた夫を手に入れたはずの新妻エリコなのに、「… 何かが違うのよね…」と、早くも結婚生活に倦(う)み始め、怠惰の化身である熊に脳から額を侵されていく様子を1枚のイメージに収めたものがポスターとなっています。

「怠惰」である事とは例えて言うなら、日々の生活への倦怠、お役所的仕事(ルールにひたすら身を低くして従うのみで、クリエイティビティゼロ)、向上心硬直状態、反吐が出そうなほど馬鹿馬鹿しいマニュアルを繰り返す行為、有言不実行、理想の瓦解をそのまま放置… 等々、数え上げればキリがありません。これらの要素を全て凝縮して、パフォーマンスに組み込む所存です。怠惰の間逆である、発狂寸前の「超勤勉」に挑戦すべく、或るプロジェクトも同時進行していますので、今まで以上に異色のprogramとなりそうです。

また、近々ゲストパフォーマーについてのお知らせもご報告させて頂きます。

それでは、七つの大罪チーム一同、皆さまのご来場を心よりお待ちしております。どうぞお楽しみに!

Eriko Makimura & Co.

Photo and Graphic: Taeko Kasama

【Date/日時】
2017年7月12日(水) 19:00 開演 (18:30開場)

【Venue/場所】
兵庫県立芸術文化センター 神戸女学院小ホール

【Tickets/入場料】

一般: 4,000円 (当日4,500円)

学生: 3,000円 (当日3,500円)

【Contact/チケットお問い合わせ】

mail: 77deadlysins77@gmail.com

または

tel: 080-3862-4400 (Eriko Makimura & Co.)

✳︎オンラインでのチケット購入も、近日中に可能となります。

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コンサートパフォーマンスシリーズ「七つの大罪」Vol.5 強欲編

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【Concert Performance Series “Seven Deadly Sins” Vol.5 GREED in Japan 】

コンサートパフォーマンスシリーズ「七つの大罪」Vol.5 強欲編は、2017年1月28日(土)、18:00より、兵庫県立芸術文化センター、神戸女学院小ホールにて開催されます。

Vol.1 「憤怒編」、Vol.2 「欲望編 」Vol.3「嫉妬編」、Vol.4「高慢編」を経て、罪もまた1つ重ねてのシリーズ第5回目となる「強欲編」を迎える運びとなりました。

強欲を象徴する生き物は「狐」。5匹の狐が死してなお毛を逆立てて、餌である小動物を狩ろうとする瞬間をとらえたものがポスターとなりました。実のところは自らが狩られて人間の首を飾る装飾品となってしまっているのですが、そのことに狐自身は全く気付いていない様子がシニカルに写し出されています。

支配者(ルーラー)となり全てを手に入れた者は、いつしか転落して身を追われたり、究極としては公開処刑が待ち受けている。コインがいつ裏返るのか。その瞬間の恐怖を心の奥底に隠しつつも、いったん強欲の網にかかった人間はそのまま突き進むしか道はないのか。

強欲編で演奏される7つの作品は、7つの様々な強欲の物語を秘めています。矛盾と混沌の只中にある21世紀の今、答えの見えないまま生きていかねばならないこの世界を、皆さまと共に音楽とパフォーマンスを通して直視する機会を共有したい。それだけを思い、渾身の力を振り絞って準備に没頭してきました。

強欲編の2時間、舞台の上で欲の限りを尽くす所存です。強欲とは無縁でありたい、しかし芸の道に於いては更なる高みを目指したいという激しい欲に絡めとられている私です。

牧村 英里子

 

【Program Note】
・F. ショパン: ワルツ第1番 Op.18 変ホ長調
私は30歳になるまではメインストリームをゆくクラシックピアニストだった。国内外の3つの大学で学び、山のようなレッスンやマスタークラスを受け、ヨーロッパ室内楽協会の会員となり、コンクールに次ぐコンクール生活を送った。1年に60回もの苦しい旅を経験した年もあった。7ヶ国語を自由に操る生きた百科事典のように知識が横溢した教授に師事し、レジェンドと呼ばれる大音楽家たちの横暴で気儘なレッスンに耐え、明け方まで続く拷問のようなインテレクチャル・マスターベーションを嘔吐する思いで聞き、いわゆる「正統派」と呼ばれる音楽の土台の土台を学んだ。

30歳の誕生日は、ベルリンからチューリッヒに向かう夜行列車の寝台の上で迎えた。翌日リサイタルを控えており、連日のリハーサルからの疲労で意識が遠くなりそうだった。

しかし0時になった瞬間、不思議なことに自ら縛りつけていた呪縛の縄が一刀両断に切り放たれた。

これからは、我が道を行く。王道などクソ食らえ。

清々しく傲慢に満ちた決意で、しかし茨の道の始まりでもあったが、下の段で寝ている男性の鼾が響き渡る中、あれほど幸せに満ちた誕生日はなかった。

今宵の一曲目、ショパンのワルツを私は王道の解釈では弾かない。これを作曲したショパンが聴いたら、眉をひそめるやも知れぬ。しかし、作曲家の意図などどうでもよいと思えるほど、私の演奏家としてのエゴは高まっている。「作曲家」対「 演奏家」のエゴのせめぎ合いは止まるところを知らない。

・J.S.バッハ: パルティータ第2番 BWV826より

バッハは生涯2度結婚し、計20人の子供を産ませた。1720年に最初の妻マリア・バルバラが死去すると、翌年アンナ・マクダレーナと結婚した。

敬虔なるクリスチャンで、音楽の父と尊称されるバッハは神に捧げる膨大な数の曲を書き(もちろん生活のためもあったが)、家庭では2ダース近い子供を作り続けた。

最初の妻は7人の子を産んだ後、35歳で急逝。後妻は13人産んだ。

13人…。

ところで話は飛ぶようであるが、私は人から「〜ist(イスト)」とカテゴライズされるのが大嫌いである。アナキスト、ソーシャリスト、サディスト、マゾキスト、アーティスト。ピアニスト、でさえ実はイヤである。

そして、特にフェミニスト。フェミニスト大国の北欧に縁がある割に、この言葉が肌に合わないこと甚だしい。それを超フェミニストである友人にバカ正直に告げたら呆れられてしまった。

「エリコ、あなたほどのフェミニストに私はあったことはないわ。だって、男の思惑には全く惑わされずに、やりたいことだけやって生きていってるじゃないの。」

…確かにその通りである。ただ、「惑わされずに」というのは間違いで、単に他人の思惑に気付いていないだけの話なのだが。

少々脇道に逸れてしまったが、私の最も愛するバッハの曲の1つ、パルティータ第2番を、男性の欲にノーと言えず、体力を消耗し尽くして出産し続けた女性の時代に思いを馳せながら弾いてみようと思う。イヤイヤながら、今夜限りの「フェミニスト」として。

・F. シューベルト: 楽興の時

「魔がさす」という言い回しがある。私にも1年に2度ほど魔がさすことがある。後から思い返せば大した「魔」ではないように感じるが、その時には1,000kmほど穴を掘って1世紀ほどそこに埋もれて過ごしたくなるほど身も世もない心地がする。

シューベルトにも魔は訪れた。雇用先に出入りする女中に誘惑され、当時名前を出すのも憚られた病気に罹ってしまい、一生その病に苦しんだ。

前述の通り、私には人生を狂わせるほどの魔がさしたことはまだない。しかし、「魔」は至るところに潜んでおり、魔と欲の交差する幻惑の場所にいつの間にか立つこともあるかも知れない。

一度ならその場所に置き去りにされてみたい、と密かに妄想がよぎる私は強欲な人間だと思う。

「楽興の時」は、フランス語で”Moments Musicaux”という。この”Moments”を「逢魔が時」と訳してはいけないだろうか。楽興の逢魔が時、と。
・I. ストラヴィンスキーへのオマージュ: 春の虐殺
(編曲: 牧村英里子)

指は10本しかないのに、この曲は一気に20音ほど掴み取らねばならない和音の連続である。ストラヴィンスキーの「春の祭典」は、もともと100人規模のオーケストラとバレエのために書かれた曲なので、たった1人で弾くには無理があり過ぎるのだ。しかし、今夜の私は欲に絡め取られた狂気のピアニストなので、やる。 「春の祭典」ではなく、「春の虐殺」として、やる。

殺すと書いて殺(や)るとも読むのだとふと思った。

私は昔、春の祭典をコンサートホールに聴きに行った時、その中でソロパートを弾いた或る音楽家の奏でる音色に恋に落ち、彼と白昼夢のような日々を送ったことがある。この曲には、太古の原始的な人間の衝動を激しく呼び覚ます何かがある。

・S. プロコフィエフ: バレエ「シンデレラ」より、ワルツ(舞踏会へ向かうシンデレラ)

元来私は氷河期に生まれたのではないかというほど古風な女である。と同時に、テロの危険に満ちた21世紀を世界中1人で旅しまくる女でもあり、前衛のアート界にも身を置いているので、好むと好まざるに関わらず、世界各国の一筋縄ではいかない海千山千の相手と渡り合ってきた、強きヤマトナデシコでもある(少々トウのたったナデシコだが)。

ありがたいことに、私は本当に素晴らしい女友だちに恵まれており、世界中に何百人と友がいるが、正直シンデレラのような古風ゆかしき性格の女性は1人もいない。持って生まれた純粋無垢と犠牲の精神のみで成功にありつくなど、今の世の中チャンチャラおかしな話である。みな、自力で死ぬほど働いて成功を収めている。

また、白馬の王子を夢見る女もいない。男という生き物をを心から愛おしく思っているが、同時に女は男を知り抜いている。白馬の王子を夢見るくらいなら、競馬場に行ってトチ狂ったように贔屓の騎手と馬を応援する方がよほどスリルに満ちている。

そして、靴。舞踏会に忘れていった片方の靴を手がかりに、シンデレラを探し出すなんて奇跡を起こす王子もこの21世紀にはそうはいない。否、皆無かも知れない。

なぜ強欲編に「シンデレラ」を組み入れたか。

古風と前衛の両極を極端に往き来する英里子のシニカルな性格の一端ををくみ取って頂けないだろうか。;-)

 

・アイルランドの伝説より

2016年、私は約30万キロを旅した。地球を7周したことになる。2002年にヨーロッパに渡ってからそれこそ何十もの国を周ったが、それぞれの土地での狂気のような体験は、芸術への血肉となって活かされているのか、若しくは私の精神をゆるゆると蝕ませているのか、答えが出せずにいる。特に2008年のリーマンショック、そしてそれに続くISの台頭以来の世界の狂い方は、生来陽気な筈の私を違う人間に変えてしまった。

2015年、あるヨーロッパの国でのリサイタル前のこと。私は毎朝早くに教会での練習を日課としていた。外気温は0度前後、湿度が高かったため、体感温度は実際よりずっと寒く感じる。

教会の扉の前にはいつも同じ男性が毛布にくるまって横たわっていた。明らかに難民の体(てい)だった。教会の扉の鍵を開けるために、私はどうしてもその男性を跨がなければならない。

人を跨ぐ。

これほど人間の尊厳を無視した行為はないような気がして、私は消え入りたい気持ちだった。体をずらして頂けますか、と声をかけることがなぜか出来ず、苦行のような思いで毎朝練習場に向かった。

今の時代、世の中のごく数パーセントの者だけが巨万の富を得て、残りの人たちの貧富の差は広まるばかりである。

アイルランドの即興曲には「クラスター(集団)」というピアノ奏法を使っており、それを弾くのは「ソリスト(個)」である私である。

2011年、シリアでは独裁者の暴政により騒乱勃発。難民が大量に西側諸国へ流れた。溺れる者は助けなければの精神が最初はあったが、難民受け入れ体制が全く整っていなかったため、すぐに受け入れを規制。果ては難民が身に着けている結婚指輪やなけなしの貯金まで没収するという法案まで通ってしまった。

権力を掌握した強欲な独裁者と、それにアジテイトされる民衆。個と集団。21世紀が未だ抱える人間の浅ましい本能の全てを、この美し過ぎるクラスターの民謡曲は問いかけてくる。

私は個であり、また集団にも属する。状況によってどちらにつくかを決めなければならない、確固とした信念に欠いた自分の弱さが哀しい。
・F. ショパン: ピアノソナタ第3番

ショパンのワルツの項で偉そうなことを書いたが、音楽家としてショパンを尊敬しない者があろうか。39歳で、若い頃から罹患していた結核による喀血の海の中をのた打ちながら死んでいった大天才。

私はショパンの享年と同い歳になった。

天才は早逝し、凡人の私はまだ生きている。

凡人はこれからも、生きて、生きて、生き抜く。

(プログラムノート: 牧村英里子)

 

【日時】
2017年1月28日(土) 18:00開演(17:30開場)

【場所】
兵庫県立文化センター 神戸女学院小ホール

【入場料】

一般: 4,000円 (当日4,500円)

学生: 3,000円 (当日3,500円)

【お問い合わせ】

mail: 77deadlysins77@gmail.co

または、

tel: 080-3862-4400
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Concert Performance “The Fire of Prometheus” on 20th of May


The Concert Performance “The Fire of Prometheus”

コンサートパフォーマンス「プロメテウスの火」

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(Photo: Anna Petri)

 

ギリシア神話世界の男神の1人、プロメテウス。ゼウスの反対を押し切り、天地創造の力を持つ「神の火」を盗んで、人類に与えるというタブーを犯した神である。ヒトはプロメテウスから火という恩恵を受け、文明とその進化を推し進めてきたが、同時にその火を使って、戦争と破壊を繰り返すという愚の骨頂に到った…。

その崇高なる輝ける焔の美、一方で全てを灰塵に帰すことが可能である危険な火。多くのクライアントを抱える心理学者(臨床心理士)で、またアーティストでもあるディアナ・Øと、音楽とパフォーマンスアートの融合を図る牧村英里子が、火の持つミステリアスな二面性を余すところなく表現し尽くすコンサートパフォーマンス、「プロメテウスの火」。光と闇、音楽と心理科学が織り成す2人の稀有なコラボレーションをどうぞ体験して頂きたく存じます。みなさまのご来場を心よりお待ち申し上げております!

プロメテウスの火

 

【Date and Time: 日時】
20th of May (Friday) 2016年5月20日(金)
Matine: 昼の部 14:00 (開場: 13:30)
Soirée: 夜の部 19:00 (開場: 18:30)
【Venue: 会場】
SATOM: 音楽ホール & ギャラリー里夢
神戸市灘区曽和町1-4-2-B1
Tel. 078-821-2140
【Artists: 出演】
Diana Ø Tøreløv Møller: ディアナ・Ø

(psychologist, video artist: 心理学者、ビデオアーティスト)
Eriko Makimura: 牧村英里子

(pianist, performer: ピアニスト、パフォーマー)

【Tickets: 入場料】
4,000円 (ドリンク、デザート付)
【チケットお問い合わせ】
mail: 77deadlysins77@gmail.com (牧村)
【Program: プログラム】
F. ショパン: 英雄ポロネーズ、ノクターン、ワルツ、エチュード「革命」
即興: 炎礼讃     他
(全プログラムは早急にアップデート致します。)

✳︎パフォーマンス後、デザートとドリンクを頂きながらのトークタイムを設けております。ディアナ・Øと牧村英里子のヒストリーを是非お楽しみ下さいませ。

 

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ディアナ・Ø

(Photo: Anna Petri)

 

ディアナ・Ø (心理学者、ビデオアーティスト)】

ディアナ・Øはデンマークの首都コペンハーゲン出身。コペンハーゲン大学で修士号を取得した心理学者(臨床心理士)。また、オーストラリア・シドニーのマッコーリー大学からはディプロマも授与された。修士号取得後、2006年から2008年、デンマーク王立病院 “Rigshospitalet”に勤務。

心理学者として活躍する一方、ディアナ ・Ø はアーティストとしても、徹底したプロフェッショナリズムとその無二の個性で広く認知されており、ビデオアーティスト、コンサートのキュレーター、またパフォーマーとして、ヨーロッパ各国で活動している。

デンマーク・コペンハーゲンのFatamorganaフォトインスティチュート、チェコ・プラハのフィルムスクールでも研鑽を積んだ彼女は、2012年、2013年には「CPH Pix映画祭」に招聘され、北欧で音楽界を牽引するシンガーソングライター、マリー・フィスカーとの音楽ビデオが上映された。

2012年、北欧で最も権威のあるベルゲンの国際映画祭では、音楽ビデオ作品 “Sycamore Feeling” (マリー・フィスカー & Trentemøller)がノミネートを果たす。

また、デンマークのフィルムインスティチュートの協賛を得て、 アーティスト、ヘレーネ・ニューマンとアートビデオを共同作成。

コンサートのキュレーターとしても多大な信を得ており、コペンハーゲンの王立博物館におけるオープニングパフォーマンスを始め、”Dome of Visions”においては、”Dusk till Dark”シリーズを企画し、それらのイヴェントは大変な人気を博した。

パフォーマーとしては、2012年から2015年まで、ヨーロッパで最も急進的かつ実験的なパフォーマンスグループ、”SIGNA”、”Sisters Academy”、”RESTURANG” 等での主要メンバーとして数々のパフォーマンスに携わる。

以上の経歴からも周知の通り、ディアナ・Øはサイコロジストとしての豊富な知識と経験を元に、人の持つ知覚的、多元的要素を芸術世界を通して認識させてゆくという、新しい方法論を展開している稀有なアーティストである。

現在、ベルリンとコペンハーゲンのクリニックで診療にあたると共に、前衛アーティストとしても精力的に活動している。

 

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牧村英里子

(Photo: Taeko Kasama)

 

牧村英里子 (ピア二スト、パフォーマー)】

兵庫県立長田高等学校卒業。

京都市立芸術大学音楽学部を首席卒業。京都音楽学部賞、京都音楽協会賞受賞。同大学大学院にて修士号取得。在学中、ABCオーディション合格。

その後ドイツへ渡り、ベルリン芸術大学入学。さらに、ハノーファー音楽大学のソロクラスにて研鑽を積む。同大学在学中、第2回室内楽コンクール(イタリア)デュオ部門優勝、ペンデレツキー国際コンクール(ポーランド)部門優勝、総合優勝。第2回ヨーロッパ室内楽コンクール(ドイツ)で優勝。聴衆賞も合わせて受賞。

また、Alban Bergカルテット創始者による、ヨーロッパ室内楽協会(ECMA)の会員試験に合格。ヨーロッパ各都市にてリサイタルを開催。

2010年、デンマークのH.C.アンデルセン縁の地、「Den Collinske Gaard」にてコンサートサロンのディレクターを務める。音楽とパフォーマンスアートを融合させた独自のアートフォーム、「Chamber Cabaret」を確立。

2013年から2015年にかけて、前衛パフォーマンスグループ、「Sisters Academy」のメンバーとなり、国連で開催された「TEDx Copenhagen」に参加。

2016年は、ギリシャでのアートフェスティバルにアーティストとして招聘される他、スウェーデンやデンマーク、マレーシアでもソロリサイタルの開催が予定されている。

現在、コンサートパフォーマンスシリーズ「七つの大罪」を日本とヨーロッパで展開中。2016年7月6日には、Vol.4「高慢編」、また2017年1月28日には、Vol.5「強欲編」を兵庫県立芸術文学センター神戸女学院小ホールにて開催予定。2016年11月にはデンマークにて、「FRÅSERI(飽食)」の4夜連続パフォーマンスが行われる。

また、2017年にはフィルムプロジェクトが開始される。

2016、2017年にはヨーロッパから多くの共演アーティストの来日が決定しており、日欧文化の架け橋となるべく、新しい形のアートフォームを共に生み出し続けている。

七つの大罪Vol.2「欲望編」バレエ&ピアノ デュオパフォーマンス

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image☆Rodion Shchedrin: “Not Love Alone”and “A la Albeniz” (Vc.&P)
☆Franz Liszt: Totentanz or something else (P)
☆Pēteris Vasks: “The Book” (Vc.)
☆Samuel Barber: “Excursions” (P)
☆Alfred Schnittke: 2nd Movement from Sonate for Cello and Piano (Vc.&P)
☆Erik Satie: Gnossiennes (P)
☆Arvo Pärt”Fratres for Cello and Piano (Vc.&P)

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【コンサートパフォーマンス「七つの大罪」シリーズVol.2「欲望編」】

コンサートパフォーマンス「七つの大罪」シリーズVol.2「欲望編」は、針山愛美(バレエ)と、牧村英里子(ピアノ)による、デュオパフォーマンスです。Vol.1「憤怒編」 より1人増え、罪もまた1つ重ねることになります。

「欲望」の象徴である生き物は、サソリです。
サソリ座の特性 ー 内面に潜む激しい情熱、魔性、不可解、隠匿、本能的、幻想的な官能、偏執的な強いエネルギー・・・。サソリ座の歴史人物を見てみると、パブロ・ピカソ、マリー・アントワネット、フョードル・ドストエフスキー、オーギュスト・ロダン、ヴィヴィアン・リー、クレオパトラ(諸説あり)などで、先に挙げたサソリ座の特性をまさにそのまま体現した人生を歩んだ人ばかりです。

「七つの大罪」における欲望とは、元来肉体的な欲望のことを意味しています。しかし今回のパフォーマンスでは、もっと広義の解釈でとらえ、人間の様々な欲望に焦点を当てて、曲が進むごとにその欲を洗い流し、カタルシス(浄化)への道を皆様と共に歩んでいけたらと願っています。

それでは皆さまのご来場を心よりお待ち申し上げております。

牧村英里子

【日時】

2015年4月19日(日)15時開演(14時30分開場)

【場所】

神戸朝日ホール(神戸朝日ビル4階)

【チケット】

4,000円(当日4,500円) 学生3,000円(当日3,500円)

イープラス: http://eplus.jp

またはメール: 77deadlysins77@gmail.com

【マネジメント・お問い合わせ】

KONTA.Inc :  www.konta.co.jp

【プログラム】
F. シューベルト: 即興曲 Op.90-1

S. バーバー: 遠足、Pas de deux、寝室での出来事

C. ドビュッシー: 喜びの島

M. デ ファリャ: オペラ「はかなき人生」より、スペイン舞曲

M. ガーヤン: お箸のヴァリエーション

E. サティ: グノシエンヌ第1, 2, 3番

C. サン=サーンス/ F. リスト: 死の舞踏

【共演アーティスト】
針山 愛美 (バレエ)
ボリショイバレエ学校に留学。首席で卒業。招聘を受け、モスクワ音楽劇場バレエ団に入団。その後、エッセンバレエ団(ドイツ)に入団、米国バレエインターナショナル、クリーブランド・サンホセバレエ団でプリンシパルとして活躍、ボストンバレエ団に入団。2004年、ウラジーミル・マラーホフ率いるベルリン国立バレエ団に入団。

2002年レニングラード国立バレエに招かれ『白鳥の湖』と『ジゼル』に主演。2003年サンクトペテルブルグ・アカデミー・バレエ団などに招かれ大成功を収める。同年、ウランウデ国立バレエ団で『白鳥の湖』と『ジゼル』に客演主演した際、大臣から表彰を受ける。
モスクワ国際バレエコンクールで特別賞、ニューヨーク国際バレエコンクールで銅メダル(日本人初)、パリインターナショナルコンクール銀メダリスト(金メダル無し)。
出身地吹田市で、2003年から国際交流大使に任命される。

2010年ペルミ、ウファなどロシア各地でガラ公演に参加。日本のガラでイリク・ムハメドフと共演。
2011年からベルリンフィル ハーモニー管弦楽団の音楽家とベルリンで共演。

2012年から世界の巨匠チェリスト、ダヴィド・ゲリンガスとデュオでバッハプラスをプロデュース共演。リトアニアでは首相出席の公演にて踊る。ロサンゼルスでホセ・カレーニョとガラ共演など多数。
2013年、ベルリン フィルハーモニー管弦楽団とバーデンバーデン音楽祭で共演、又、ベルリンフィルハーモニーホールでも共演。
ロシア、ヨーロッパ、日本各地でバレエコンクールの審査員として招かれている。
写真家としてドイツの新聞に掲載される他、2014年4月ラトビアのリガにてバレエの裏側と題し、個展を開催。

2014年には、マラーホフマスタークラス、マラーホフバリエーションレッスンなどDVDとCDをプロデュースする。
海外で活躍するバレリーナとして、 日本のテレビ番組「情熱大陸」で放送された他、ドイツベラでもドキュメント番組で放送される。
クラシックから新古典派へのレパートリーの広い範囲を持ち公演活動する傍ら、最近では後輩の指導、海外との架け橋になる活動を積極的に行っている。

 

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Millions of Thanks to:

Diana Lindhardt (both photos)

Taeko Kasama (graphic)

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