Category: Concert

七つの大罪Vol.2「欲望編」バレエ&ピアノ デュオパフォーマンス

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image☆Rodion Shchedrin: “Not Love Alone”and “A la Albeniz” (Vc.&P)
☆Franz Liszt: Totentanz or something else (P)
☆Pēteris Vasks: “The Book” (Vc.)
☆Samuel Barber: “Excursions” (P)
☆Alfred Schnittke: 2nd Movement from Sonate for Cello and Piano (Vc.&P)
☆Erik Satie: Gnossiennes (P)
☆Arvo Pärt”Fratres for Cello and Piano (Vc.&P)

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【コンサートパフォーマンス「七つの大罪」シリーズVol.2「欲望編」】

コンサートパフォーマンス「七つの大罪」シリーズVol.2「欲望編」は、針山愛美(バレエ)と、牧村英里子(ピアノ)による、デュオパフォーマンスです。Vol.1「憤怒編」 より1人増え、罪もまた1つ重ねることになります。

「欲望」の象徴である生き物は、サソリです。
サソリ座の特性 ー 内面に潜む激しい情熱、魔性、不可解、隠匿、本能的、幻想的な官能、偏執的な強いエネルギー・・・。サソリ座の歴史人物を見てみると、パブロ・ピカソ、マリー・アントワネット、フョードル・ドストエフスキー、オーギュスト・ロダン、ヴィヴィアン・リー、クレオパトラ(諸説あり)などで、先に挙げたサソリ座の特性をまさにそのまま体現した人生を歩んだ人ばかりです。

「七つの大罪」における欲望とは、元来肉体的な欲望のことを意味しています。しかし今回のパフォーマンスでは、もっと広義の解釈でとらえ、人間の様々な欲望に焦点を当てて、曲が進むごとにその欲を洗い流し、カタルシス(浄化)への道を皆様と共に歩んでいけたらと願っています。

それでは皆さまのご来場を心よりお待ち申し上げております。

牧村英里子

【日時】

2015年4月19日(日)15時開演(14時30分開場)

【場所】

神戸朝日ホール(神戸朝日ビル4階)

【チケット】

4,000円(当日4,500円) 学生3,000円(当日3,500円)

イープラス: http://eplus.jp

またはメール: 77deadlysins77@gmail.com

【マネジメント・お問い合わせ】

KONTA.Inc :  www.konta.co.jp

【プログラム】
F. シューベルト: 即興曲 Op.90-1

S. バーバー: 遠足、Pas de deux、寝室での出来事

C. ドビュッシー: 喜びの島

M. デ ファリャ: オペラ「はかなき人生」より、スペイン舞曲

M. ガーヤン: お箸のヴァリエーション

E. サティ: グノシエンヌ第1, 2, 3番

C. サン=サーンス/ F. リスト: 死の舞踏

【共演アーティスト】
針山 愛美 (バレエ)
ボリショイバレエ学校に留学。首席で卒業。招聘を受け、モスクワ音楽劇場バレエ団に入団。その後、エッセンバレエ団(ドイツ)に入団、米国バレエインターナショナル、クリーブランド・サンホセバレエ団でプリンシパルとして活躍、ボストンバレエ団に入団。2004年、ウラジーミル・マラーホフ率いるベルリン国立バレエ団に入団。

2002年レニングラード国立バレエに招かれ『白鳥の湖』と『ジゼル』に主演。2003年サンクトペテルブルグ・アカデミー・バレエ団などに招かれ大成功を収める。同年、ウランウデ国立バレエ団で『白鳥の湖』と『ジゼル』に客演主演した際、大臣から表彰を受ける。
モスクワ国際バレエコンクールで特別賞、ニューヨーク国際バレエコンクールで銅メダル(日本人初)、パリインターナショナルコンクール銀メダリスト(金メダル無し)。
出身地吹田市で、2003年から国際交流大使に任命される。

2010年ペルミ、ウファなどロシア各地でガラ公演に参加。日本のガラでイリク・ムハメドフと共演。
2011年からベルリンフィル ハーモニー管弦楽団の音楽家とベルリンで共演。

2012年から世界の巨匠チェリスト、ダヴィド・ゲリンガスとデュオでバッハプラスをプロデュース共演。リトアニアでは首相出席の公演にて踊る。ロサンゼルスでホセ・カレーニョとガラ共演など多数。
2013年、ベルリン フィルハーモニー管弦楽団とバーデンバーデン音楽祭で共演、又、ベルリンフィルハーモニーホールでも共演。
ロシア、ヨーロッパ、日本各地でバレエコンクールの審査員として招かれている。
写真家としてドイツの新聞に掲載される他、2014年4月ラトビアのリガにてバレエの裏側と題し、個展を開催。

2014年には、マラーホフマスタークラス、マラーホフバリエーションレッスンなどDVDとCDをプロデュースする。
海外で活躍するバレリーナとして、 日本のテレビ番組「情熱大陸」で放送された他、ドイツベラでもドキュメント番組で放送される。
クラシックから新古典派へのレパートリーの広い範囲を持ち公演活動する傍ら、最近では後輩の指導、海外との架け橋になる活動を積極的に行っている。

 

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Millions of Thanks to:

Diana Lindhardt (both photos)

Taeko Kasama (graphic)

異邦人たちの晩餐会 Vol.1

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Thank you very much for wonderful photos, Mikiko Zenitaka!!!

 

 

Dear Margo Guryan!

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Dear Margo Guryan,

I am delighted to play your super charming “Chopsticks Variations” in my home country Japan, finally!!!

The concert venue is a beautiful buhddistic temple and the reason I would like to play your variations is following:

When I was at the age of five, I was reading a children’s book lying down in a buddhistic temple where one of my relatives was a head chief . It was a very hot summer day. Lying on the tatami mats in the temple’s huge room kept me cool. My relative served me a slice of watermelon and I was busy reading and removing the seeds from watermelon at the same time.

The story of the book was about buddhistic “nirvana”. In the book it said that when people are hungry, they would be served delicious food and one pair of long long chopsticks. You feed the food to the person sitting in front of you at first, then the person would feed you on the next turn.

The story striked me strongly and the memory has been staying in me vividly.

When I got an opportunity to play a concert in the temple, I knew I MUST play your “the chopsticks variations” in there!!!

The concert takes place on 25th, October. I will think of you and play for you, Margo!!!!

Warmest regards from Japan,
Eriko

(And millions of thanks to Taeko Kasama, who spent hours of hours to make the beautiful flyer! You are my eternal friend…

親愛なるマルゴ

来る10月25日、私の生まれた日本で、やっと貴女の曲を弾く機会を得ました。

「お箸のバリエーション」・・・。貴女が作ったこのチャーミングな曲を初めて弾いたのは、2011年、デンマークでの東日本大震災のためのチャリティーコンサートでした。

あれから3年経ち、日本でのお寺でのコンサートのお話が持ち上がり、私が真っ先に思い浮かべた曲は、貴女の「お箸のバリエーション」でした。それには私の幼年時代の或る記憶が深く関係しているのです。

あれは私が5歳の時。暑い夏の盛りで、私は祖父が生まれたお寺の本堂で、寝転がりながら本を読んでいました。ひんやりとした畳の上で読んでいたのは、子供用の絵本で、お寺の蔵書らしく「極楽」という題名の本でした。

実はその前に同じシリーズの「地獄」を読んでいた私は、恐ろしさにブルブル震えていたのですが、「極楽」の章は例えようもない美しさで描かれており、小さな私の胸は深い安堵で満たされていくのが感じられました。

「極楽」では、人が空腹を感じると、美味しそうなお膳が目の前に現れます。お膳には長い長いお箸が添えられています。そして、お膳の向こうには優しそうなお友達が座っています。

まず、そのお友達が、その長い長いお箸を使って、あなたにお膳のご飯を食べさせてくれます。そしてその次はあなたがそのお箸でお友達に食べさせてあげる番です。

そのシーンは美しい色彩のついた絵で描かれており、この物語は私の幼い脳裏に強烈に焼きつき、その後も今に到るまで、お寺の本堂の芳ばしい畳の香りと共に想い出す、ノスタルジアとなっています。

親愛なるマルゴ、5歳だった私は日本、海外で多くの経験をし、様々な国籍の様々な人と知遇を得て、また日本で演奏することとなりました。

幼年時代に、お寺で得たニルヴァーナとお箸の記憶を、大人になった今、お寺で貴女の「お箸のバリエーション」を弾くことによって、繋いでゆきたい・・・。

その思いを胸に、チャーミングに、愛らしく、ユーモアに富んだ演奏を目指します。

貴女にいつか逢える日を、心待ちにしています。

英里子より

(そして笠間妙子さん、今回も貴女と一緒に物語を紡ぎ出せた幸せを噛み締めています。気の遠くなるように長い作業を本当にありがとう。心から感謝しています!)

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七つの大罪Vol.1 「憤怒編」追加公演 in 宝満寺

TICKETS SOLD OUT! チケットは完売致しました。ありがとうございます!

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【コンサートパフォーマンスシリーズ七つの大罪Vol.1憤怒編 追加公演】

日時: 2014年10月4日(土)開演14:00 (開場: 13:30)

場所: 宝満寺 (奈良県五條市本町2-4-7)

チケット: 3,000円(中学生以下2,000円

*チケットのお問い合わせは、宝満寺(0747-22-3717)、または、

メール: 77deadlysins77@gmail.com (牧村)

まで。

【宝満寺公演によせて】

神戸で封切りました、コンサートパフォーマンスシリーズ、七つの大罪Vol.1「憤怒編」の追加公演が決定いたしました。私の母方の祖先の建立寺である、奈良県の「宝満寺」での開催となります。

七つの大罪シリーズとは→クリック

神戸でのプログラムやアンコールとはまた違った曲も組み込んで参りますので、神戸文化ホールにお出で下さったお客様も、お寺での「憤怒編」を再度お楽しみ頂けたら、大変嬉しく存じます。

未だに江戸時代の町並みが残り、万葉集にも多く詠まれた吉野川が流れる五條 ー  この折に、ぜひ一度ご来訪頂ければと願っております。

牧村英里子

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(宝満寺。江戸時代の町並み残る「新町通り」に隣接する。)

【プログラム 】

★L. アウエルバッハ: 24のプレリュードより

★A. ゴスフィールド: 1941年10月5日, ブルックリン

★M. ファリャ: アンダルシア幻想曲

★S. プロコフィエフ: 騎士の踊り(バレエ、ロミオとジュリエットより)

★C. アイヴズ: アメリカ変奏曲

★F. ショパン: ワルツ第14番、マズルカ第38番  他

★F. ジェフスキ: ウィンズボロ綿工場のブルース

*アンコールには、M. グリャンの「お箸の変奏曲」を演奏予定です。

「憤怒編」のプログラムノートはコチラ→クリック


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