プロフィール (日本語)
牧村英里子(コンサートピアニスト・ステージパフォーマー)
(Photo: Diana Lindhardt)
2歳よりピアノを始める。
兵庫県立長田高等学校出身。京都市立芸術大学音楽学部ピアノ科を首席卒業。京都音楽学部賞、京都音楽協会賞受賞。同大学大学院にて修士課程修了。在学中、ABC音楽法人による第11回ABC新人オーディション合格。テレビで演奏が放映される。
その後ドイツへ渡り、ベルリン芸術大学入学。さらに、ハノーファー音楽大学のソロクラスにて研鑽を積む。同大学在学中、第2回室内楽コンクール(イタリア)デュオ部門優勝、第11回クラクフ国際室内楽コンクール(ポーランド)部門優勝及び総合優勝。第2回ヨーロッパ室内楽コンクール(ドイツ)で優勝。聴衆賞も合わせて受賞。
また、Alban Bergカルテット創始者による、ヨーロッパ室内楽協会(ECMA)の会員試験に合格。ヨーロッパ各都市にてリサイタルを開催。
2010年、デンマークの童話作家、H.C.アンデルセン縁の地「Den Collinske Gaard」にてコンサートサロンのディレクターを務める。音楽とパフォーマンスアートを融合させた独自のアートフォーム「Chamber Cabaret」を創作。
2011年、チャリティーコンサートパフォーマンスシリーズ「Der Räuber und der Printz (王子と泥棒)」をコペンハーゲン国立博物館、「Japanese Chamber Cabaret」をコペンハーゲンIT大学、「CHOTTO」をKunsthal Charlottenborgにて多くのボランティアの支援を得て開催。
2012年、リサイタル「マゾキズムタンゴ」を主催。また、デンマーク国営放送オーケストラ、コペンハーゲンフィルハーモニーのメンバーと室内楽コンサートに出演。
2013年から2015年にかけて、「Dome of Visions」プロジェクトにて、コペンハーゲンとオーフスでリサイタル「Dusk till Dark (夕暮れから夕闇まで)」、「Dies Irae (怒りの日)」を演奏。
2016年、ギリシャのアテネで開催された芸術祭にアーティストとして招聘され「FIRE WORSHIP (炎礼讃)」をパフォーマンスした他、スウェーデンやデンマーク、マレーシアでもソロリサイタルに招待された。日本において、デンマーク人の臨床心理士でアーティストのディアナ・Øと「プロメテウスの火」を開催。また、社会人類学の権威、ドン・キューリック教授によるスウェーデンのウプサラ大学新博士課程設立において、グスタビアヌム解剖博物館でのキックオフイベントにて演奏する。
2017年、デンマークのオーフス市が欧州文化都市に選定され、それを受けて2夜連続記念公演に招かれ、「Eriko Makimura presents Concert Performance JAPANESE CHAMBER CABARET 」を演じた。
同年、コペンハーゲンのラウンドタワーで開かれたアート展に「Ultimate Impact」に出演。シアターフェスティバル「コペンハーゲンステージ」で、4夜連続でパフォーマンス。秋にはストックホルムにてコンサートパフォーマンス「JAPANESE CHAMBER CABARET at Julius Hus」が2夜連続で上演された。
コンサートパフォーマンスシリーズ「七つの大罪」を日本とヨーロッパで展開中。2016年11月にはデンマークにて文部省を始め5つの団体から助成を受け、「FRÅDSERI (飽食)」の4夜連続パフォーマンスを開催、多数のメディアに取り上げられる。2017年、同シリーズ「MISUNDELSE (嫉妬)」(日本・デンマーク友好条約150周年記念公式認定イベント)、2018年「VREDE (憤怒)」、2019年「DOVENSKAB (怠惰)」、2020年「STOLTHED (矜持)」、2021年「GRÅDIGHED (強欲)」、2022年「LYST (肉欲)」をテーマにした公演を行った。
日本では、「憤怒編」「欲望編」「嫉妬編」「高慢編」「怠惰編」に続き、グランドフィナーレVol.7「飽食編」を2018年1月、兵庫県立芸術文化センター神戸女学院小ホールにて開催。3年半に渡るシリーズに幕を降ろした。
2017年、コンサートパフォーマンスシリーズ「ときはいま」を始動。同年11月、明石城櫓横にてシリーズ第1弾、〜明石城人魚之巻〜 を発表。2018年3月には、中崎公会堂 (兵庫県明石市) にて第2弾、〜明石沖に漂う之巻〜 を上演。6月には第3弾、〜紫陽花咲きやがて橋渡らむ之巻〜 (共催: 日本財団『海と日本プロジェクトinひょうご実行委員会』)、9月には岩屋神社にて第4弾、〜舟漕ぎ出さむと月待てば之巻〜 を開催。2019年1月には神戸新聞松方ホールにて第5弾、〜青の玻璃球子午之巻〜 を開催。日本・海外の文化の架け橋となるべく、地場産業に携わる方々の後援を得て、アートコレクティブ「ときはいま」と共に邁進している。
2018年、海外・日本で多くの新作を上演。在ドイツ・ノルディック大使館 (ベルリン) を始め、欧州の芸術祭に多数参加。
2019年、芸術と教育の融合プロジェクトがコペンハーゲンで開催される。4つの芸術高校合同でのレクチャーパフォーマンスやマスタークラスに招聘された。
2019年5月、初の明石国際文化交流大使としての委嘱状を拝受。
2021年、コペンハーゲンの劇場「Sort/Hvid」の音楽ドラマツルギーを核とした新プロジェクトのオープニングアーティストとして選出され、コンサートパフォーマンス”DIES IRAE” のコンセプトメーカー、パフォーマーとして作品創作。
2022年、ストックホルムのTeater Giljotin にて自伝的パフォーマンス”A Womam Who Can’t Say No”を公演。
神戸新聞ウェブ版NEXTで、コラム【一日一エリコ 〜ピアニスト牧村英里子と世界のヒトビト〜】を連載中。また、神戸新聞「随想」コーナーを2018年9月から12月まで担当した。
現在、デンマークにヘッドクウォーターを置くエージェント、「NXT 」のコミュニティに属し、多岐に渡る文化コラボレーションを行なっている。
今後、コンサートパフォーマンスシリーズ「JAPANESE CHAMBER CABARET」「FIRE WORSHIP」「DIES IRAE」等のディレクターとして、日本、アジア、ヨーロッパで企画・展開してゆく。
神戸新聞ウェブ版NEXTコラム【一日一エリコ】:https://www.kobe-np.co.jp/rentoku/essay/sp/P20171026MS00135.shtml